空き家になってしまった家を売ることにした理由

割と交通の便が良い街に住んでたのですが、今から約22年前、悠々自適な田舎暮らしに憧れ、街から数十キロ離れた田舎の別荘地に2階建ての家を構えました。
子供は沢山欲しかったので、間取り・子供部屋共に大きくとり、また 庭も自由に広々遊べるようにと色々な思いで建てた家は、敷地75坪・延床60坪のものでした。
我が家は、岩盤の傾斜を活用して建てた家だった為に、家自体は2階建てでも3階建て程の高さがありました。傾斜部分に立ち上げた家の下には後に堀車庫を作り、そこに自家用車2台・バイク1台・自転車2台と物置を置いていました。堀車庫スペースは約15坪の広々スペースにし使いやすい空間に仕上げました。
夫婦で頑張って建てた家は当時4000万円。家を建築し10年後に全塗装に100万、堀車庫350万円かけて、更に住みやすいようにとしたのですが、その当時、長女が受験し合格した高校がこの家からかなり離れた街の方角で通学も困難であった為に、思い切って家を手放し引っ越す事になりました。
家自体は定期的にメンテナンスをし、比較的きれいに保ってた為に、査定に来て頂いた不動産屋の方は「ここが都会だと、この物件は2800万円で出しても直ぐに売却できると思います。」と言って下さいました。私達としては、建築価格半分の2000万円程度で売れたら良いなと思ってたので、その時にはその不動産屋さんのお言葉を嬉しく思ったのですが喜んでたのも束の間「しかし、ここは辺鄙な田舎だから良くても1800万、イヤ、1500万くらいかも知れませんね。」と言われた時には愕然としました。
家は綺麗でも、交通の便が悪いのはかなり査定に響くとの説明を聞き、それはどうしようもない事実なんだと諦めました。
最初の見積もり額の1800万円で売りに出し、それに対して相談したいと来られるお客さんも複数いらっしゃったのですが、やはり駅やバス停が遠い等の理由で交渉は思うようにいきませんでした。
翌年1500万円に値段を下げても、前回と同様の理由で売れません。もう、こうなったら最安値にしないと売れないなと思い、最終価格1200万円まで値段を落としました。
1200万円に値下げし半年後、やっと条件が合うご夫婦と巡り合い、何度か話し合いの後このご夫婦に売り渡す事となりました。
売却を考えてから2年が経過しており、私たちは「疲れたな。」と言う言葉しかありませんでしたが、不動産屋さん曰く「辺鄙な地方の割には割と早く家が売れた方だ」と言って下さいました。
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この家で過ごした12年間、辛かった事、悲しかった事等色々ありましたが、やはり一番の思い出は明るく元気な子供達3人に恵まれ、毎日楽しい日々を過ごす事ができた事に尽きると思います。
家を売るのは簡単な様で、実はもの凄い神経・エネルギーを使うものだと感じました。売れた時には寂しい気持ちと安堵の気持ちが入り混じって大変複雑な気分でした。
今の住まいも注文住宅の戸建ですが、こんな労力使うのはもう懲り懲りだというのが正直な感想です。
今の暮らし、住まいに満足し、生涯この家で年老いるまで暮らして行きたいと思います